はじめに
今回の記事では、桜美林大学の卒業生であり、現在はチャイ専門店のオーナーとしてご活躍されている大久保カプール玲夫奈さんに、インタビューをさせて頂きました!
桜美林大学在学中に大久保さんは留学の経験をされており、このOBIRYU PRESSではこうした留学経験を通して実際に社会でご活躍されている方にお話を聞くことで、記事をご覧になっている皆さんにも貴重なお話を共有できるのではないかと思い、本稿のインタビューの実現に至りました。
大久保さんは大学を卒業後、日系企業に入社し、2011年から2017年まで6年間イタリアに駐在し現地法人立ち上げや欧州市場開拓に従事。その後は帰国し2019年10月、中目黒にチャイ専門店「モクシャチャイ中目黒」をオープンしました。
業務は多岐にわたっており、現在は大久保さんが立ち上げたチャイに特化した紅茶ブランド「モクシャチャイ」をより大きくするため、そしてより多くの人に認知してもらうためにカフェやECサイトへの集客、そして新商品開発、SNS発信、またカフェスタッフへの教育などを行っているそうです。また、バックオフィス業務としては広告の運用や人事や総務の業務なども担当しているとのこと。
大久保さんが桜美林大学に在学していた時は、大学1年次にカナダのバンクーバー島にあるナナイモという街に、約3か月の短期留学プログラムに参加。
もともと大久保さんは英語が好きで、いずれは海外に住みたいという思いをもっていたそうです。そんな時に大久保さんは留学に行くことを決意しました。
留学をきっかけに海外勤務のチャンスを掴むことができた
カナダでの留学を経験したことで、英語は勿論のこと、外国の人の「しっかりとした立ち居振る舞い」や「自分の意見をもつ大切さ」なども同時に学ぶことができました。
英語力でいうと、特に帰国後のTOEICのリスニングセッションにおいて、ほぼ満点を取れるようになりました。
一方英文法に関しては、勉強をして知識をつけないと自然とは伸びませんでしたが、会話力は断然にUPしました。最終的にTOEICは915点まで伸ばすことができ、その後に就職した会社で欧州の駐在員としてイタリアに6年滞在する経験に結びついたと思っています。
イタリアでの海外勤務。苦難や挫折を乗り越えた先にあるやりがい
TOEICの高い点数や留学経験、そして面接のときには「海外で働きたい」という強い意志を示したことで、海外勤務をさせてもらうことができました。
海外勤務中は累計30カ国150都市以上の国々を回り、自分が外国人になる経験や、日本のようにスムーズに事が進まないといった挫折も、沢山経験することができ、とても良い経験となりました。
当時、上司はドイツ人で同僚がイタリア人でした。
そうした異文化の国の上司や会社の同僚などの多様な考えを受け入れ、ともに目標の売上を目指していくような経験がとてもやりがいのあるものでした。
大変なことばかりでしたが、徐々にそれが普通になってきましたし、それがやりがいでもありました。
イタリアに住んでいたことから私生活では英語が通じない場面が多く、小さなことでも現地の会社のイタリア人にお世話になることもありました。
そんな状況でしたので、イタリア語を学ぶ機会もでき、最終的には簡単なイタリア語の日常会話は出来るようになりました。
「海外に住んでみる」ことで日本の素晴らしさを再確認できる
もし機会があれば、ぜひ「海外に住んでみる」ことをお勧めしたいです!
若い頃しかできませんし、その経験は帰国後に必ず活きてくると思います。私は海外に住み、日本のサービスのすごさ、日本文化のすばらしさ、日本という国が海外からとてもリスペクトされていることを知り、さらに日本が好きになりました。
こうした経験から、帰国後にはこれまでお世話になった会社を退職し、自分の好きな日本で起業することを決め、今のチャイ(紅茶)の事業を始めたんです。
起業したのが30代後半で、だいぶ遅い年代ではありましたが、海外で鍛えられた経験があったので、自分の強みを生かしながら、徐々に自分の事業を大きくすることが出来ています。
今後、留学をする学生に向けてのメッセージ
あまり構えずに、現地でしかできない遊びや体験を思いっきり楽しむことが一番いいと思います!
なるべく日本人でかたまらずに、他の国の人たちと沢山話して多様な考えや文化を吸収してください。
それが皆さんの視野を広げ今後のお仕事や活動に大きく役立てられると確信しています!
応援しています!
取材にご協力いただき、誠にありがとうございました!!!
記事をご覧になった皆さん、学生の皆さん、是非足を運んでみてください♬