今回は、イギリス演劇研修に行かれた彩音さんの留学体験記事になります!お芝居、ダンスを学ぶ彩音さんにとって、芸術の街イギリスでの体験は忘れられないものとなったそうです。ぜひ最後までご覧下さい♪
演劇に興味を持ったきっかけ、留学を決めた理由を教えてください!
演劇を好きになった最初のきっかけは、中学生の時に演劇部に所属したことです!その後、演劇を本格的に大学で学びたいという気持ちが大きくなったのは高校生の時でした。そして高校在学中に事務所にも所属し、ダンスのレッスンを受けながら今の学群に進学しました。
この研修に参加することを決めた理由は、もともと海外旅行が好きで、いつか留学をしてみたいという気持ちがあったからです。コロナウイルスの流行で4年間海外には行けませんでした。ずっと夢だった演劇・ダンスの本場の地ロンドンに留学をすることで、本場の芸術に触れることが出来る機会だと考えたので今回のプログラムに参加しました!
イギリスでの過ごし方
この研修では3日目まで日本人ガイドの方がイギリスを案内して下さります!各所の説明を日本語で聞きながら数々の観光名所を観光することができました。私たちはシェイクスピアの生まれ故郷であるストラトフォード・アポン・エイヴァン、大英博物館、ウェストミンスター寺院、国会議事堂、バッキンガム宮殿を巡りました。
そして4日目からは自由行動となりました。それぞれ自分でチケットを買って、好きなミュージカルを見に出かけたり、博物館や美術館に出かけました!このイギリス研修では、なにより同じ趣味を持った人同士での旅だということが楽しさを倍増させてくれました。この研修に参加した人達は先生を含め、全員が芸術や演劇を愛している人達でした。それぞれ日中に沢山のものを吸収し、夜にホテルで自分が観たものを語り合う時間が何よりも楽しかったです。※府県現場×→事件現場〇
実際に本場のミュージカルを鑑賞!
3日間の自由行動がはじまり、私はまずロンドンのピカデリーサーカス、ソンドハイムシアターにて「レミゼラブル」を鑑賞しました。ピカデリーサーカスは、多くの劇場がまとまっている場所で、劇場街と呼ばれています。日本には同じ最寄り駅に大きな劇場がいくつもある場所はありませんが、ここは「ライオンキング」、「ウィキッド」、「オペラ座の怪人」、「ハリーポッターと呪いの子」など全て歩いて行ける距離にありました。こういった日本にはないような劇場を実際に歩けたことは、全てが新鮮で芸術の街を感じる良い体験になりました。
「Welcome to Le Miserable!!」の声と共にレミゼラブルの舞台が開幕しました!音楽は勿論全て生演奏で、一曲終わるごとに拍手喝さいの大盛り上がり。終始鳥肌がたちました。本場のレミゼラブルは、英語の迫力や圧も強く感じることができて、日本の帝国劇場で鑑賞した時とはまた違った感動を味わうことができました!鑑賞中は涙が流れ続け、オペラグラスのアイカップに涙が溜まらないように気をつけていました。
2本目は、サムワナメイカーという劇場で「ヘンリー5世」を観劇しました!ここでイギリスならではを感じたのは、終了後、芝居の感想を隣の見ず知らずの人と語り合うことです。日本ではあまり見ない光景で、芸術の街であることを肌で感じることができました!ヘンリー5世は読破していたので、おおよそのシーンはくみ取ることができました。しかし、細かいニュアンスが理解できず、他の観客がクスクス笑っているのについていけなかった時がとても悔しかったです。ヘンリー5世を鑑賞して、こういった「ユーモラスな表現を理解出来るようになる」という英語学習への意欲もわきました!
イギリス演劇研修を体験して
1週間の演劇研修を通して、イギリスは芸術に対する考え方が豊かだと改めて感じました。特に、芸術が国民の精神的な成長に役立つ物として考え、国がお金や労力をしっかり割いてくれている所がイギリスの素晴らしさだと思います。研修を経験して、芸術は心の肥やしになり、豊かな芸術を通して得られるものは本当に大きいことを改めて実感しました!
私はこの研修でロンドンの美しい街に行き、多種多様な素晴らしい文化遺産や建築物に触れ、刺激を受けました。そしてなにより本場の演技に触れて、自分のこれからの芝居や、創作意欲をくすぐるようなもの、この先行き詰まったときに参考になるような物を吸収することができました!