今回行ってほしい所、見てほしいものをおさらいポイントにまとめているので見てみてください♪
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インタビュアー
GC学群4年生のYuiです!卒業まであと少しですが、自分自身の留学経験を活かし、皆さんに楽しい記事を読んでいただけるよう頑張っています!好きな食べ物は、餃子で、趣味は旅行と映画です✈️
まず初めにざっくりとキララさんが参加したプログラムについてお聞きしたいと思います!
はい、よろしくお願いします!
まず簡単に応募理由は、何だったのでしょうか?
もともと小さい時からボランティアに興味がありました。ですが、NPO団体など、全く知識がなかったので、ずっと挑戦できずにいましたが、ふとOBICONアプリの通知に目をやると、「カンボジア子供」の文字が目に入り、これは行ってみるしかない!と思い、思い切って応募してみました。
なるほど!では、小さい時からの目標が達成できた訳ですね!実際、応募するのに条件かなどあったのでしょうか?
成績とかは特に関係ありませんでしたが、担当の先生との面談がありました。「参加したい理由」や「お金の方、これぐらい掛かりますが、大丈夫ですか」など聞かれました。
なるほど、では本当に希望していればほとんどの方がいけるのですね。事前に、何か学ぶ機会はあったでしょうか?
実際には、15人までという人数制限がありましたが、最後に残っていたのが8人だったので、全員行くことができました。行く前には、事前学習が4、5回行われ、悲痛な歴史やカンボジアの現状、簡単な挨拶の仕方などを学んでいきました。
とても準備されて行ったのですね!
事前にそういった歴史など学んでいたおかげで、悲しい現実などを現地で目の当たりにしても、心の準備ができていて、知らないで行くよりはましだったと思います。カンボジアに行って、これがしたいという明確なビジョンはありませんでしたが、1週間過ごすうちに何か一つでも貢献できればと思っていました。
実際にはどのくらい滞在して、どんな活動を行なっていたのでしょう?
期間は、7泊9日で、丸1週間カンボジアに滞在しました!このプログラムでは、カンボジアの孤児院でのボランティアが主な活動です。また、カンボジアには、貧しい人や学びを十分に受けられていない子供から大人まで多くいらっしゃいます。その背景と歴史を学ぶために、収容所やフリースクールなどにも足を運びました。
孤児院でのボランティアでは、実際にどのような活動をされたのですか?
私たちがお訪れた孤児院は、日本人の方が運営していて、子供達も日本語を学んだりして、私たちを暖かく迎えてくれました!実際に、個人んで活動できたのは3日もないぐらいでしたが、その中で子供達と一緒に遊んだり、畑仕事を手伝ったり、子供達が運営しているHOC CAFE(Hope of Children)というカフェに手伝いに行っていました!夜ご飯には、日本食を楽しんだり、資金貢献としてHOC CAFEにて、みんなでご飯を食べながら子供達と交流しました!
子供達が運営するカフェですか、、どんな料理が出ていたんですか?
そこの孤児院を運営している方が、日本人ということもあってか、日本食が多くありました!餃子やエビフライ、カレーライスなど親しみのある食べ物がたくさんある一方で、カンボジア料理もあり、日本でいう野菜炒めのような物が主流でした!日本料理だけでなく、街に出たりすると、ピザに出会ったり、実は結構、様々な国から食文化を取り入れていて、驚きました!
おお、色々な国の食べ物を楽しめるのもいいですね!1週間で沢山食べたのが想像できます!!
その他でのアクティビティーで学んだことを教えてください!
1週間のうちに、3つの都市に訪れました。1日目に行ったのは、プノペンという場所で、そこでは「キリングスフィールド」と「トゥールスレン」という場所に行きました。2日目には、仏教研究所に行きました。3日目には、愛センターという、フリースクールのようなところに訪れました。
孤児院以外にもたくさん違う場所に訪れたのですね。それぞれで感じたこと、学んだことがあれば聞かせてください!
そうですね、、まず先ほどもお話ししたように、基本となる知識が足りない大人から子供までたくさんいます。その理由は、歴史を辿っていくと、「キリングフィールド」や「トゥールスレン」にたどり着きます。「キリングフィールド」は名前の通り、大量虐殺が行われていた場所です。昔、カンボジアには、政権に反対できないように知識人やその家族などを虐殺していた、という背景があります。その歴史が今も、大人や子供たちの教育にも影響しているのです。
うっ、それは恐ろしいですね。その学習が行き届いてない、といった点で何か取り組まれていることはあるのでしょうか?
私たちがカンボジアを訪れたのも、それが一つの理由ですね。孤児院にいって、日本語を教えたり、最後には日本語で歌を歌ってくれて、みんな号泣してしまいました!それ以外にも、3日目に訪れた、「愛センター」では無料で放課後の学習の場を提供しています。というのも、もちろん子供たちは学校がありますが、時間内に先生が教えられる範囲が限られており、それとは反対に卒業するにはその何倍もの知識が必要なのです。そういった子供達に無料で勉強を教えているのが愛センターであり、この施設も日本人の方が運営されています!
たった一つの場所を訪れるだけでも色々なものが見えますが、きららさんのように訪れた場所が歴史を通して繋がっていると思うと、もっと学びたいと思いますよね〜私も初めて知ることばかりで、沢山驚かせて頂きました!
そうなんです、それでも決して国自体が停滞しているかといったら、そんな事もありません。ストリートフードは栄えていますし、多くの国からの食べ物も受け入れています。イオンモールがあったり、多くの日本人がお店を出したりと、日本との繋がりも実は強いんです!
あまり日本では見ることのない孤児院で、子供たちにボランティアをしてきて、その中で学んだこと、感じたことはありますか?
率直な感想、「何もできなかった」というのが大きかったと思います。実際に、孤児の子たちに会ってみて、遊んだり、日本語を教えたりしましたが、その中で何か役に立てたのかと思うと、思いきって「はい」とは言えないなと思いました。でもだからこそ、またカンボジアに戻って、次は何か彼らにとって新しいのもや必要なものを持っていけるといいなと思っています。
子供たちと遊んで、楽しいだけではなかったのですね、、、
そうですね、、それでも孤児院についた時から子供たちは温かく迎えてくれて、それだけでも日本人としてでなく、私たちを一人の人として接してくれているんだなと思いました。
もしもう一度戻れるとしたら、何がしたいですか?
そうですね、、一つは体育館が孤児院にはないということでしたので、室内でのスポーツ例えばバスケなどを工夫して行いたいですし、雪や日本でしか見れない景色の写真などもシェアしてあげたいと思います。
キララさんが今できることを見つけていらっしゃってとても素敵です!!
最後に、一週間のカンボジアでの経験を通して、学んだことは何ですか?
沢山ありますが、一つは「同じものを見ていても違う考え方がある」ということに気づけました。
私は、自分から意見を主張していくタイプなのですが、この経験を通して、カンボジアの方だけでなく、一緒に行った7人の生徒さんとも交流を持ちました。その中で、孤児院についてだったり、歴史についての意見交換の場もあり、他の人の意見を受け入れるだけでなく「取り入れられる」ようになりました。少し大人になったように感じます(笑)
それは大きな一歩ですね!
また、孤児院の子がそうであったように、人を枠組みすることをやめたように思います。日本人だからこう、カンボジア人だからこう、ではなく人として一人一人大切にするようになりました。
違う環境に身を置くことで、当たり前のようで今までしてこなかったことにも気づけますね!この一週間の経験は、キララさんにとって大きな成長につながったのではないでしょうか?
その通りです!カンボジアでは、すれ違った人皆に手を合わせてお辞儀をするのですが、そんな一つのコミュニティ、国としての温かさを日本でも大切にしていきたいと思います。
カンボジアに行き、歴史を学び、現状を考えるだけでなく、自分の無力さに気づくことができたとキララさんは言っていっていました。だからこそ、今までの、そしてこれからの人生を考えるきっかけになったと思います!また行きたいと思う気持ちが、多くの子供、人々に幸せを運んでくれることでしょう!皆さんも、カンボジアに行って、今世界に対してできることや人の優しさについて考えてみませんか?