こんにちは!今回は、モンゴルに【モンゴル環境】という海外サービスラーニングのプログラムに参加した、Kurumiさんの体験をシェアしたいと思います!一週間の間で多くのことを感じ、学んだそうなので参考になればと思います♪今回は、モンゴルに行く時に気をつけることも記載しているので、参考にしてみて下さい!
プログラム内容
このプログラムは、一週間モンゴルのゲルに滞在して、草原の中でモンゴルの環境についてだけでなく宗教などの文化にも触れることができます。一日ごとに、違うアクティビティーがあり、乗馬をしたリ、モンゴルの宗教シャーマンの火祭りの儀式を見ることもできました。都市に出た際には、JICAやUNESCOにお邪魔して、日本がモンゴルに対して行っている支援について聞くことができました!
行きたいと思った理由
英語を学び始めた中学生のころから、英語が得意で、自然と海外に興味が向いていました。高校の時には機会がなく、大学に入ったら絶対に留学しようと思い、春休みに学校のプログラムではないものでアメリカの語学学校に留学に行きました。それから、夏休みも絶対にどこか海外に行きたいと思っていたところで、友達に誘われたのがこのモンゴル環境のプログラムでした。モンゴルはこの先一人で行くことはないだろうな、と思い行くことを決めました。
驚いたことは?
まず初めにとても衝撃的だったのは、お手洗いでトイレットペーパーを流せないことです!モンゴルの空港に到着して、早速お手洗いに行こうとなった際に扉の所に紙が貼ってあり、ペーパーを流せないことを初めて知りました。モンゴルでは、まだ排水が完全には整っておらず、流してしまうと詰まってしまうらしのです。また、一日の寒暖差が大きいことにも驚きました。モンゴルでは、「一日の中に四季がある」といわれるほど朝、昼、晩にかけて温度が違います。私が行ったときは8月で、昼間は湿気もなく過ごしやすい空気だったのが、夜になると急に10度ぐらいに気温が低下し、薪ストーブがないと凍えて眠れないということもありました(笑)日本が暑かったのもあり、厚手の長袖は持って行っていなかったので夜は、本当にストーブに頼っていました。逆に予想を裏切られたこともありました。例えば、モンゴルの民族が住んでいるゲルには電気製品などないと思っていましたが、実際に行ってみると、太陽光パネルがゲルの外に設置されており、家の中でのテレビやスマホなど、日本とは変わらないところがみられてイメージだけでは何もわからないのだなと改めて思いました!
モンゴル民族「屠畜」とは?
「屠畜」は、動物を「育てて、捌いて、頂く」、この流れのことを呼びます。北海道出身なので、ジンギスカン(羊)を家でよく食べていましたが、行ったときはもし捌かれるところを見たら、羊を食べれなくなるかもしれないと心配していました。そして実際に体験してみると、言い方は変ですが、とても綺麗に捌かれていて、驚きました。民族の方たちは、羊が苦しまないように特定の場所を刺して、血が出ないように捌いていました。もし羊が苦しんでいるのを見たら自分自身羊を食べることに対してどう思うかわかりませんが、「頂きます」をそのまま表すような屠畜の方法を見て、「頂ける部分をすべて頂くのが自分たちのできること」なのだと感じ、「本当の命の価値」を学びました。
「便利すぎる世界」に疑問を持とう?
モンゴルに行って、環境に触れてみて、実際に日本と同じような携帯やテレビを使っているところを見ましたが、それとは逆に日本に対して「便利すぎる」と感じました。モンゴルでは、携帯は使えますが、使えても一日に2.3回なので、日本でずっと使える環境に比べると極端に少なかったです。それこそ、初めの方は「携帯使えないのか、、、」と思っていましたが、何日かすると慣れ始め、最終的には携帯よりも人と話す時間や自然を感じる時間を大切にするようになりました。お風呂やお手洗いも日本では毎日、当たり前のように入っていますが、モンゴルでは、どこにでもトイレがあるわけではありません。お風呂も一日二日入らないのが当たり前でした。そういった意味では、自分の許容できる範囲じゃないですが、「当たり前」だと思うことが減ったと思います。また、一週間の中で一日、草原でキャンプする機会があったのですが、お手洗いも穴を掘ったところで、もちろんお風呂もありませんでした。それでも、おかゆやお肉、パンなど寒い中でもおいしくいただくことができました。今まで日本を「便利すぎる世界」と考えたことがありませんでしたが、今回モンゴルに行ってみて「生きていくのに本当に必要なもの」を考えさせられました。
実は繋がっている日本とモンゴル
今回の滞在で、もちろんモンゴルの文化や環境について、体で体験し学ぶことができました。しかし、それだけでなく、モンゴルにも拠点を置いている環境省やJICA、UNESCOにお邪魔することができ、日本がモンゴルに対して行っている支援についてお話を伺うことができました!このプログラム前に、事前学習や本を読んだりして少しモンゴルについて勉強していましたが、日本が行っている支援については知りませんでした。環境省では、モンゴルがどの様に観光客を呼んでいるかなどを聞きました。JICAやUNESCOが行っている支援については、草原にそのまま捨てられてしまった瓶などをモンゴルの方たちと一緒に回収したり、どうしたらきれいに保てるのかなどアドバイスをしているそうです。それだけでなく草原では、植林にも取り組んでいます。空港を設置して、国の発展にも貢献しているそうです。今までモンゴルについて知る機会がありませんでしたが、今回の旅で日本とモンゴルの繋がりについて知ることができ、モンゴルをより身近に感じました。
学生へメッセージ
行く前は、全くモンゴルの事もよく知りませんでしたが、知らないからこそとても新鮮でした。何事も楽しんだ者勝ちですし、行っても楽しめるかな、、など深く考える前に行動して、どんどん新しい事に挑んで学んでほしいと思います!
これだけは気を付けて!モンゴルに行くなら覚えていてほしいこと3選
①服は着れても、お腹は治せない!
行ったことない場所に行って一番心配な事と言ったら食事ですよね、、以前にモンゴルの食事についてほかの記事にて紹介しましたが、モンゴルでは主にラム(羊)を食べます。そして、羊の油は沸点が私たちが普段から食べているお肉と異なっていて、もし冷たい飲み物を飲んでしまうと、お腹の中で固まってしまうらしいです。なので食べなれていないとお腹を壊してしまうらしいです。KURUMIさんは、北海道出身ということもあり、お腹を壊すことはありませんでしたが、一緒にいた学生の中では、壊してしまった方もいたそうです。自分が普段から使っている胃薬があったら持っていきましょう!また、合わないと思ったら食べるのをやめて、量にも気を付けましょう!
②気温の変化に気を付けて!
上記で紹介しましたが、KURUMIさんはモンゴルでの一日の気温差に苦しんだそうです。日本でも最近昼夜の寒暖差が気になって、着るものを選ぶのが大変だな、、と思うこともありますよね?モンゴルでの気温差(特に夏と冬)は、もっと大きく何も知らずに行くと凍えてしまうかもしれません、、もちろん場所にもよりますが、モンゴルに行く際は、「夏だから、、」と油断せずに一枚か二枚は温かい洋服をもっていきましょう!
③トイレは一か所だけ?
もちろんモンゴルの中で一か所だけではないです!しかし、日本に比べると移動している際にお手洗いに立ち寄れるところは、とても少ないです。KURUMIさんもモンゴルの中心地ウランバートルから草原の方に移動する際は、途中にお手洗いが全くなかったので、しっかりいつするべきかを考えていたと言っていました。また、上記で挙げたように、お手洗いでもルールがあり、紙を流すことができません。こういった、日本では当たり前と思っていることを覆してくれるのが冒険であり、留学の面白いところだと気づかされますね♪
Yui