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【モンゴルでフィールドワーク】新境地で自分を解放!
短期
現地渡航
モンゴル

【モンゴルでフィールドワーク】新境地で自分を解放!

Profile

惠澤 侑汰

惠澤 侑汰LA 3年

留学先
モンゴル
留学プログラム
文化人類学フィールドワーク
留学時期
2023年8月上旬
留学期間
1週間

 

今回は、文化人類学フィールドワークプログラムに参加し、モンゴル🇲🇳に文化と自然を体験してきた侑汰さんにインタビューしました。日本ではなかなか体験できないことを沢山共有してくれたのでぜひ読んでみてください:)

プログラム内容は?

文化人類学フィールドワークは、名前の通りその国の文化を1週間を使ってふんだんに経験し、授業の中で学んだことだけでなく、自分の考え方を360度変えてくれるような経験が実際にできるプログラムです!僕は、今回モンゴルに言って、モンゴルの文化や問題、自然ついて学んできました。桜美林では専攻によって、国内外でフィールドワークを提供していて、今自分の学んでいることをもっと踏み込んで、身をもって体験したい人にピッタリのプログラムです!

プログラム参加を決めた理由は?

自分は、文化人類学と宗教学のダブルメジャーで、このプログラムについては2年生の時に知りました。その時は、応募締め切りの1週間前で「流石にぎりぎりだな」と思い、次の年に参加することを決めていました。今まで、海外を訪れたことが一度もなく、アメリカなど多くの人が訪れている国で有れば、いつか自分で行く機会があるかもと思いましたが、モンゴルに行くことがこれからあるかなと考えた時に、この学校のプログラムは絶好の機会だと思いました!

モンゴルってどんなところ?

みなさん、モンゴルって聞くとどんなところを想像します?やっぱり最初は、草原や砂漠、ラクダなどを想像すると思うんですが行ってみると都市部ウランバートルは東京のように高層ビルが立ち並び、広場などもあり、見事に予想を壊されました^^しかし、想像どうりの広大な草原があり、自然も都市も経験できました!日本とは、違う所が沢山あったのでそこを共有したいです!

モンゴルの主食

モンゴルに住む人は、主にお肉と乳製品を食べて生活しています。モンゴルには5畜と言って、牛、馬、やぎ、羊、そしてラクダを5大食糧としていて、乳製品もそれらの動物から作られています。乳製品は、ウルム(バター)からアロール(チーズ)、そしてアイラグ(馬乳酒)と呼ばれる甘酒のようなものまで幅広くあり、多くのお店で並んでいます!更に、チーズやバターは、それぞれのお家で作られていて、家庭の味のようにお家によって味が違います!面白いのが、モンゴルでは羊のスープをよく食べるのですが、羊の油は融点が高く、モンゴルにいる間は冷たい水を飲むことができませんでした。飲んでしまうと、おなかを壊すらしく、帰ってきて冷たい水を飲んだ時は爽快でした(笑)

この写真は、ホルホグと呼ばれる料理で、羊肉を使用しています。モンゴルの料理は、ほとんどが塩ベースまたはシンプルな味付けで素材を生かした、日本人でも美味しくたべられる料理になっています!右の写真はお店に並ぶ乳製品の写真です♪

毎日が特別⁉︎

モンゴルでは、多くの人が普段着として民族衣装を着て生活しています!日本では、着物を毎日着たりする人はなかなかいませんが、モンゴルでは民族衣装は普段着として扱われているようです。モンゴルでは、チベット仏教が信仰され、それとともにシャーマニズムというものが存在しています。僕は、プログラムの途中でシャーマンに出会うことができ、身近で民族衣装だけでなく宗教についても触れることが出来ました。宗教専攻である自分にとっては、とてもいい経験で、これは授業では味わえないと思いました!

自然と共に生きる

モンゴルは草原や砂漠のイメージがある!と言いましたが実はしっかりとあります。僕が今回訪れたのはテレルジという場所でそこには民族が住んでいます。草原は、ただ草が生い茂るというより、数種類の花が咲き並び、まるでお花畑のような綺麗でいい匂いのする場所です。そこでは、動物達がのびのびと過ごしています。ただもちろん、民族の方達も動物をペットとして飼っているだけでは無いので、食べるために自分たちで解体も行います。僕は、このフィールドワークの中で羊を解体する所を実際に見せてもらいました。僕たちは、悲しいことだと思いがちですが、民族の方達に聞いた際には、「確かに悲しいけど生活のためにしょうがない」と言っていました。解体する際は、食べれない所以外は余すことなく料理や乳製品として使われ、その作業自体が生活の一部となっていて、例えば、子供達はヤギのくるぶしから「シャガイ」というコマを作り、競馬を楽しんだりしていました。改めて「自然を大切にする」ことの意味と文化に対する理解が深まったと思いました。

モンゴル語って難しいの?

僕は、プログラム参加を決めてから1年間桜美林で提供されているモンゴル語の授業を履修しました!モンゴル語ってマイナーな言語なのであまり知られていませんが、文字的にはロシア語と似ていますが、文法はなんと日本語と同じ並びなんです。また、活用の仕方も一緒で例えば「食べる」を過去形にする時には「食べた」に変わるように、モンゴル語でも語尾だけ変化してあとは一緒なんです。やっぱり他国に行くとなった時に現地の言葉を知っているとより多くの情報が入ってくるし、現地の人と会話することで言語能力だけでなく、現地の人から実際の情報を直接得ることができます!マイノリティの言語だし、日本語にも似ているので、モンゴル語とてもおすすめです!

1週間のスケジュール

学んだこと、変わったこと

今、僕はちょうど、就職活動について考え始めた時期で、思い悩むことも多かったんですが、このプログラムに参加して、広大な土地や日本では体験できない文化、ネットがないなど、新しい環境で過ごしてみて、視野が広がっただけでなく、「ゆっくり考えていこう、何事もどうにかなるんだ」と思えるようになりました。なんて言ったらいいか分かりませんが、新しい自分、または、本当の自分を解放した気分です。今まで、授業などでモンゴルの文化について学んできましたが、実際に体験してみるとやっぱり違うことも多くて、例えば、言語の部分だったり伝統的な文化について相違することが多く、本当に行って良かったと思いました!

 

みなさんにメッセージ☺︎

僕も初めての海外でとっても緊張していましたが、同じアジア圏であり、言語一つとっても似ているところがあります。今まで、日本の尺度で測っていた物事が、モンゴルに行って色々な考え方、選択肢があるんだという事に気づけました。そして、新しい場所に踏み出してみることで、今まで見てこなかったものや自分の興味あるもの以外にも目を向け始めました。例えば、モンゴルだったらどんな都市の作りになっているのかや、今まで知らなかった伝統的(バニューシュなど)などにまで興味が広がりました。今回、このインタビュー記事を通して、フィールドワークでどのようなことが学べるのか、また文化を実際に学ぶということがどういうことなのかを知ってもらい、参加を考えている皆さんの助けになればなと思います!

最後に

今回、侑汰さんだけでなく、一緒にモンゴルに研修に行った方たちからも一言ずつ頂けました!最後に、まとめて紹介したいと思います:)

一本木さん

短期留学は、短くて物足りないんじゃない?と思うかもしれませんが、短いからこそ内容が何よりも濃いです。「もっとこの文化を知りたい!」や「この文化興味あるけど深め方がわからない、、」そんな人に、長期休みを有意義に過ごすのにとてもぴったりです。

中島さん

もちろん、学校の中では、文化についてやモンゴルの社会問題について学びましたが、このフィールドワークでは、その学んだことを肌で感じて、身をもって学ぶことができます。また、放牧生活を通して家畜や自然あふれる環境で暮らす人々の様子は、写真で見るよりもより壮大で、そのほかにも刺激的な体験が多くありました。

高橋さん

私は、この留学にあたり、様々な不安がありました。留学の手続きだったり、草原でのゲル宿泊、そして一緒に同行するメンバーとの関係です。しかし、始まってみると同じ興味を持った人たちの一週間のゲル生活は、とても快適で、食事やシャワー、気温の違いなど留学生にとても配慮された環境でした。多くの方に支えていただき、充実したモンゴルでの1週間は私の宝物になりました。

 

Yui

最後に

  • モンゴルは、学んだイメージとは大きく違い、実際に行ってみて初めて知ることばかり!
  • 今まで、見たことないほどの広大な世界を見ることで、視野だけでなく考え方も解放!
  • フィールドワークは、短い「一週間」だからこそ、何よりも濃い経験ができる!

侑汰さんは、実際に初めての海外である「モンゴル」を訪れ、もともと興味のあったことだけでなく、目に入るものすべてに目を引かれ、文化や宗教について知識を深めました。それだけでなく、就職活動など、悩んでいることに対する考え方にもこの経験は大きく影響しました。皆さんも、フィールドワークや留学に思いっきり飛び込んで、本当の自分、これからの自分へのヒントを見つけてみませんか?

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