2022年4月2日(土)に本学のマレーシア協定校であるマラ工科大学学生団体”Japanese Language Society”の主催で、オンライン国際交流イベント「iDATE: BENTO2022」が開催されました。
イベント概要
本イベントは、現地で日本語・日本文化を学ぶ学生が各国の大学や学生と連携し、国際的なネットワークの形成や視野の拡大、日本語力の向上を目的としています。
2回目となる今回は、日本、インドネシア、タイ、マレーシアの4か国6大学が参加しました。
「お弁当」をテーマとした各国大学の代表学生による英語でのプレゼンテーション発表があり、当日参加した140名以上の学生・教職員から様々な感想や意見が飛び交い、積極的な交流が展開されました。本学代表として、リベラルアーツ学群3年の野口優穂さんが参加し、日本のお弁当の歴史や文化的背景を交えながら、日本人の視点を通したお弁当文化に関するプレゼンテーションに各国の参加学生も大変興味深い様子でした。
今後も本学では、各国の協定校とオンライン/オンサイトで交流の機会を形成していきます。
■開催日時
2022年4月2日(土) 日本時間:13時~18時10分
■参加校
MARA University of Technology(マレーシア)
Muhammadiyah University of Yogyakarta(インドネシア)
Indonesia University of Education(インドネシア)
以下は本学から参加した学生の感想です。
◆リベラルアーツ学群 3年 野口 優穂さん
このイベントに参加したきっかけは、日本語教育学の先生に声をかけていただいたことです。それ以前にもこのイベントは授業で紹介されていたのですが、「英語でのプレゼンだし、私より英語が得意な人がやるものかな」程度に考えていました。しかし、その後先生からご連絡を頂き、声をかけてくださったことに嬉しさを感じると共に、折角なら自分の英語に自信をもって挑戦してみよう、期待に応えられるよう頑張ってみようと思い参加を決めました。
改めてイベント概要をよく見ると、弁当という視点を通して自国の食文化やその背景などについて海外大学の学生とプレゼンし合うことが出来る機会だと分かり、より楽しみになりました。英語をブラッシュアップするためにも良い機会だと考えたので期待感も高かったです。
プレゼンの準備をする中で苦労した事は、日本固有の名詞や造語、感覚についての説明です。具体的には、たくあんや駅弁とは何なのか、平安時代とは何年くらい昔でどのような文化が栄えていたのかなどについて、相手に伝わりやすい説明を英語で考えるのが難しかったです。母語話者同士では説明することも無い言葉だったので、異文化圏の人に対してどのような説明を加えれば的確にかつ効果的にイメージすることに繋がるかを考えるのが大変でした。
また、これはこのプレゼンや英語に限った話ではないですが、同じ語彙ばかりを繰り返し用いないようにするのに意外と苦労しました。話す時間が長ければ長いほど、同じ言い回しや構造を用いてしまいがちなので、新しい語彙を調べて取り入れたり、説明の順番を工夫したりしました。300word程度のエッセイを普段の授業などで書くのとはかなり勝手が違い、文の構成に比較的時間を費やしたと思います。
参加してよかったと感じる点は、まず、このイベント自体が自身にとって良い経験になったということです。英語を用いて15分ものプレゼンを行うことが、私にとっては初めてだったので、今までにない文章作成や長時間の英語発話を通し、自分に足りない英語スキルに気が付いたり、英語をたくさん話すことの楽しさを実感したりすることが出来ました。更には、国際交流センターの方にお力添えを頂き、マレーシア現地の学生と直接メールのやり取りをする機会も得ることが出来たため、今回のイベント参加は非常に私の力になったと感じています。とても楽しく実りのあるイベントでした!!